ダウン製品は、快適な暖かさと高い品質で知られています。
しかし、これらのアイテムをクリーニングする際には注意が必要です。
正しくクリーニングされないと、ダウンの保護材や暖かさを損なう可能性があります。
ダウンをクリーニングに出すと失敗したという事例が多く見受けられます。
この記事では具体的な失敗事例とその場合の対処法、正しいクリーニング店選びのコツをお伝えします。
ダウンをクリーニングに出すと失敗が多い!?失敗事例
まずはダウンをクリーニングに出した時の失敗事例としてどのようなことが多いのかをご紹介します。
ダウンをクリーニングに出した時の失敗事例
- ふっくらさがなくなった
- 際つき
- 羽毛の塊ができている
この3つが最も多い失敗事例です。
ふっくらさがなくなった
- ボリューム感がなくなくなった
- ぺちゃんこになった
- ふっくらさがなくなった
その原因として、ドライクリーニングを行ったことと乾燥が不十分であることが上げられます。
ドライクリーニングは、水を使わずに洗います。
衣服の繊維を傷めずに洗うことができますが、この方法、実はダウンにはあまり向かない洗い方です。
ドライクリーニングは油性の溶剤を使って汚れを落とします。しかし、この油性の溶剤はダウンの中の羽毛の油脂分が失われ、羽毛の空気が抜けてしまうのです。
クリーニングから返ってきたダウンのふっくらさがなくなったようになるのは、このためです。
ダウンはウェットクリーニングが推奨されていますが、実績のないクリーニング店だとドライクリーニングでクリーニングをしたり、ウェットクリーニングを行ったが、ダウンに必要な油分まで洗い落としてしまい、逆にダウンを傷めてしまったしまうことがあります。
際付き
際付きは、ダウンジャケットに多い失敗事例です。
際付きとは、縫い目部分に沿って濡れたようなシミができてしまうことをいいます。
ダウンジャケットは中綿を含んでいるという特徴から通気性を抑えてくれます。
しかし、この中綿は乾きにくいため、クリーニング時に使用した溶剤が縫い目に集中し、取り残されてしまいシミになってしまいます。
羽毛の塊ができてしまっている
クリーニングから返ってきたダウンを触ると固まっている。塊ができてしまっている。
これは乾燥が不十分であることが原因です。
ダウンは乾きにくいです。クリーニングをする時は、十分に乾かし、中の羽毛をほぐして固まらないようにするのですが、これが適切にできていない場合に起こる失敗です。
このような状態でダウンが返ってきた場合は、クリーニング店に再仕上げを依頼しましょう。
クリーニングを失敗されたら?
ダウンをせっかくクリーニングに出したのに、失敗された・・・という場合の対処法をご紹介しておきます。
対処法
再仕上げ依頼 → 賠償請求
再仕上げ
まずは、もう1度クリーニングや適切な処置をお願いする「再仕上げ」を依頼しましょう。
クリーニング業者によりますが、ほとんどのところで「再仕上げ」を無料で行う期間が設けられています。その期間内であれば、再度のクリーニング料金を支払わずに「再仕上げ」を行ってくれます。
クリーニングから返ってきて、7日~14日以内の日数を設定しているところが多いです。
賠償請求
再仕上げを依頼したが、結局元に戻らなかった。修復できなかった。
という場合は、クリーニング店に「賠償請求」をすることもできます。
ダウンの再購入代全額を補償してくれるところもありますが、そういう業者は稀です。
ほとんどのところで「賠償規定」が設けられており、その基準に従って賠償をしてくれます。
これはクリーニング業者によって違う場合があるので、ホームページかお問い合わせで確認をしましょう。
いずれにしても、ダウンがクリーニングから返ってきたらすぐに確認を行うことが重要です!
無料の再仕上げも賠償請求も請求期日が設けられていることが多いからです。
本当にクリーニングが原因によって起こったのかの因果関係が期間が開きすぎてしまうと分からなくなるので、期日が設定されています。
注意点
いずれにしても、ダウンがクリーニングから返ってきたらすぐに確認を行うことが重要です!
無料の再仕上げも賠償請求も請求期日が設けられていることが多いからです。
本当にクリーニングが原因によって起こったのかの因果関係が、期間が開きすぎてしまうと分からなくなるので、期日が設定されています。
この期日が過ぎてしまうと別途費用が発生してしまったり、クリーニングが原因によるものであるとの証明ができず、賠償もしてもらえない・・・ということにもなってしまいます。
なので、ダウンがクリーニングから返ってきたら、すぐに確認を行い、問題があるならすぐに再仕上げなどの問い合わせを行って下さい!
重要
- クリーニングから返ってきたらすぐに確認を行う
- 問題があれば、すぐにクリーニング業者に問い合わせをする
- クリーニング前に写真を撮って残しておくと、クリーニングが原因であることの証明がしやすい
ダウンのクリーニングを失敗しないために。正しいクリーニング店の選び方
ダウンをクリーニングに出して失敗しないためには、正しいクリーニング店選びが重要になってきます。
クリーニング選びのポイントをまとめたから参考にしてね
ポイント
衣類に合った洗い方ができる業者を選ぶ
高級ダウンのクリーニングの実績が多く、専門コースがあるところを選ぶ
ポイントはこの2点です。
では1つ1つ説明していきます。
衣類に合った洗い方ができる業者を選ぶ
羽毛をふんだんに使ったダウンは、適切な方法でクリーニングを行わなければダウンのふくらみがなくなったり、変色したりしてしまいます。
デリケート素材ほどドライクリーニングをされることが多いですが、ダウン製品には「ウェットクリーニング」がおすすめです。
油性の溶剤を使って汚れを落とすドライクリーニングは、ダウンの中の羽毛の必要な油分まで落としてしまい、ふっくらさがなくなったりしてしまう失敗の原因にもなります。
また、ドライクリーニングでは汗などの水溶性の汚れを落とすことができず、ダウンが吸った皮脂汚れなどは落としきれず、時間経過とともにシミの原因にもなってしまいます。
なので、「ウェットクリーニング」をしてくれるクリーニング店を選びましょう。
\\ おすすめはキレイナ //
高級ダウンのクリーニングの実績が多く、専門コースがあるところ
クリーニング方法を「ウェットクリーニング」でしてくれるから、金額が安いから、それだけでクリーニング店を選ぶのは危険です。
ウェットクリーニングでも確かな技術がなければ逆にダウンを傷めてしまう可能性もあります。
ダウン製品、特に高級ダウンのクリーニングの実績が多く、さらにダウンの専門コースがあるところであれば、安心して任せることができます。
ダウンの専門店や専門コースがあるところであれば、ダウンに合った洗い方を知っており、1点1点丁寧に検品をしてくれているところも多いです。
店舗に持って行くときは、店頭で聞いたり、あらかじめ電話で問い合わせをするのもいいよ。
これに加えて、口コミやレビューを確認するといいでしょう。
実際に利用した人のリアルな声が掲載されているので、参考になります。
まとめ
ダウンはクリーニングに出した時に失敗したというトラブルが多い製品です。
よくある失敗事例
- ふっくらさがなくなった
- 縫い目に沿ってシミができている
- 羽毛の塊ができてしまっている
このような場合は、再仕上げをクリーニング店に依頼しましょう。
再仕上げをしても戻らなかったという場合は、賠償もしてくれます。
ただし、賠償金額はクリーニング店によって異なるので注意しましょう。
再仕上げも無料で対応してくれる期日が設けられており、それまでに再仕上げを依頼しなければ費用が発生してしまいます。
クリーニングに失敗されたら
再仕上げを依頼 → 元に戻らないなら、賠償請求
再仕上げを依頼するにも、賠償請求するにも手間と時間が掛かってしまいます。
できればトラブルに巻き込まれたくないですよね。
ダウンをクリーニングで失敗されないためには、クリーニング店選びが重要になってきます。
正しいクリーニング店を選べば、こうしたよくある失敗をされずにすみ、大切なダウンを長く愛用することができます。
適切なクリーニング業者を選ぶことがダウンのクリーニングの失敗を避けることにも繋がります。
ぜひこの記事を参考にして下さい。